ADHDな日々

ADHDの管理人が日々考えてる好き勝手なことを書いてます。典型的文系なのに、理系の話題が多いです。

大好きな作家・村上春樹のノーベル賞騒動に思うこと

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近年、この時期の定番行事と化した「村上春樹ノーベル賞受賞」騒ぎ。若い頃、村上春樹にハマっていた僕としては、ノーベル賞を取ってくれると凄く嬉しい。でも、村上春樹に関することがネットで話題になる度に「アンチ村上春樹」の多さに驚いてしまう。

批判で多いのが「本当に面白いと思って読んでるのか? 自分はインテリと思われたいだけじゃないのか?」というもの。村上春樹を読んでいるとインテリと思われるなんて知らなかったけど、ま、批判されるのも分からなくもない。

最近の作品は面白くないからだ。

今まで読んだ村上春樹の長編を年代順に並べて評価してみた。

○面白かった △まあまあ ×さほど

 

風の歌を聴け(1979)○

1973年のピンボール (1980)△

羊をめぐる冒険(1982)○

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド (1985)○

ノルウェイの森 (1987)○

ダンス・ダンス・ダンス (1988)×

国境の南、太陽の西 (1992)△

ねじまき鳥クロニクル (1994)×

スプートニクの恋人 (1999)×

海辺のカフカ (2002)△

アフターダーク (2004)未読

1Q84(2009)×

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(2013)△

騎士団長殺し(2017)未読

 

ノルウェイの森」を最後に、面白いと思えた作品がない。特に「大長編」といえる「ねじまき鳥クロニクル」「1Q84」にはほんとにがっかりした。いつものように謎が謎を呼ぶ展開。この先、どうなるんだろう?という期待感。しかし、それらの謎が全く解決されないまま、唐突に終わってしまうのだ。もう消化不良感がハンパない。だから、さずがに「騎士団長殺し」は読む勇気がなかった。

しかし、初期の作品はほんと面白かった。特に好きなのが、主人公の僕と友人の鼠が登場する「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「羊をめぐる冒険」のデビュー三部作と「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」。「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」「羊をめぐる冒険」は、「ねじまき鳥クロニクル」「1Q84」と同じダークファンタジーで、いつものように謎が謎を呼ぶ展開なんだけど、それらの伏線が最後に見事に回収されるのだ。

あと、この頃の村上春樹作品の根底に流れているのが「生きることの哀しみ」だ。それは、はっきりと文章として書かれている訳じゃない。でも、弱さゆえ最後に自殺してしまう鼠と、弱さを理解しつつも社会に適応して生き続ける僕。この二人の対比がなんとも切ない。

鼠は最後に、たった一人の親友、僕に対してこう語る。

俺は俺の弱さが好きなんだよ。苦しさやつらさも好きだ。

夏の光や風の匂いや蝉の声や、そんなものが好きなんだ。どうしようもなく好きなんだ。

君と飲むビールや……

このシーン、ほんと泣けました。

こういう中二病全開の瑞々しい文章は、若くてモヤモヤしてないとないと書けないんだと思う。

だから、今や「大作家」となってしまった村上春樹には、あまり期待はしていない。でも、今でも村上春樹は「一番好きな作家」だ。

風俗嬢が欝になりやすい理由は、遺伝子からの警告じゃないだろうか?

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風俗の仕事を続けていると、深刻な欝になる子が多いって話をよく聞く。確かに好きでもない男に性的サービスをする仕事なんて普通の神経じゃできないだろうし、そんなことを続けていれば欝になるってことは、女性じゃなくてもなんとなく判る。

じゃ、なぜ好きでもない異性とセックスするのは嫌なのか?

この問いには、遺伝子を考えたらすぐ答えが出る。すべての生物は、劣悪な遺伝子を体内に取り込むことを嫌がるからだ。でも逆に個体的には、てっとり早く大金が手に入る風俗という仕事は魅力的なはず。ここで、遺伝子と個体の利害は相反することになる。

そう考えてくると、風俗嬢が欝になるのは遺伝子の抵抗活動だと思えてならない。自己の利益のために劣悪な遺伝子を体内に入れる個体に対し「そんなことはやめろ」と遺伝子が警告を与えているのだ。遺伝子が個体の反生物的な行いをなんとかやめさせようとした結果が、欝になるってことなのだ。

以上、僕が勝手に考えたことです。科学的根拠は全くありません(汗)。

つ、ついに「魔法少女まどか☆マギカ」を観てしまった(汗)

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僕は今まで生きてきて「萌え系アニメ」に分類されるものを一度も見たことがなかった。あの絵やキャラにすごく抵抗感があったし、顔がみな同じで髪の色と髪型だけで登場人物を判別するという、萌え系アニメのお約束も納得いかなかった。だから多くの人が「魔法少女まどか☆マギカ」のことを絶賛していても、なかなか観る勇気がなかった。

しかし、最近、ついに「魔法少女まどか☆マギカ」を観た。超面白かった!  今まで観たアニメの中でベストワンだ。

昔のジブリや「君の名は」も良かったけど、「まどマギ」の面白さは次元が違う。「昔のジブリ」も「君の名は」も独自の世界観があり、ストーリーも斬新で、文句なしに面白い。見終わって「いい映画だったなぁ」って思える。でも感動はさほどしない。しかしこの「まどマギ」は感動する。ってゆーか「魂を揺さぶられる」。SFとしてはもちろん、人間ドラマとしても素晴らしい出来なのだ。

この物語は普通の「魔法少女もの」だと思って観た人を「徹底的に裏切ってやろう」という悪意(?)のもとに創られている。魔法少女同士は仲が悪くていがみ合いばかりしているし、主人公に寄り添う定番のかわいい動物風キャラは○○だし、主人公はなかなか魔法少女にならないし、優しい先輩魔法少女はマミってしまう。

そして何よりストーリーが緻密で、伏線の回収が完璧なのだ(伏線を張るだけ張っといて全く回収しない村上春樹浦沢直樹は、少しは見習って欲しいもんだ)。最初、ミステリアスなキャラとして登場するほむら。彼女のシビアな言葉や態度の理由、なぜ保健室の場所を知っていたのか? なぜまどかは魔法少女としての潜在能力が高いのか?といった謎が、物語が進むにつれて明らかになっていく。そこには、ほむらの深い悲しみがあったのだ。彼女は何度も何度も最強魔女に戦いを挑み、その度に深い悲しみを味わい、それでもまた同じことを繰り返す。その姿がホント切ない。もう、やられました。

アニメファンだけじゃなく、普通の大人の鑑賞にも十分堪えられるクオリティを持った「魔法少女まどか☆マギカ」。映画やドラマは好きだけど、この手のアニメは観たことがない~そんなオジサンたちにぜひ観て欲しい、アニメ史に残る傑作です。

【追記】

劇場版の「魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語」は納得いかなかった。「もう一回、観客を驚かせてやろう」という制作スタッフの魂胆が裏目に出て、本編のラストを台無しにしてしまったと思う。残念(涙)。

 

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魔女が作り出す結界のビジュアルも斬新でカッコいい! 担当したのは「劇団イヌカレー」というデザイナーのユニットだそうです。