ADHDな日々

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テレゴニー(先夫遺伝)~子どもに今までセックスした男のDNAが入り込む!

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「テレゴニー(先夫遺伝)」という言葉を知っていますか? なかなか衝撃的な理論なんで、ちょっと調べてみた。テレゴニーとは、

女性が産む子どもの遺伝子の中に、子どもの父親とは別の「過去にセックスした男性」の遺伝子が入り込んでいる

という理論だ。

本人のものではない遺伝子が体内に定着する現象を「マイクロキメニズム」という。妊娠中は母親と胎児の間で遺伝子が移動し、マイクロキメニズムが起こることが明らかになっている。妊娠したのが男児なら、母親は息子からY染色体を受け取る。逆に男児を妊娠・出産したことのない女性は、Y染色体を持っていないはず。

2004年、アメリカの「フレッドハッチンソンがん研究センター」の研究チームが、男児出産経験のない120人の女性を対象に調査したところ、なんと21%もの女性がY染色体を持っていたそうだ。そして、その原因として「男性とのセックスでY染色体を獲得したという可能性が指摘された。妊娠に到らなくとも、セックスによって相手の男性のY染色体を獲得したかもしれないというのだ。とすれば、その後に別の男性と結婚して授かった子どもに、以前セックスした男性の影響が及ぶことも有り得るということになる。

このテレゴニー理論はまだ正式には認められてなくて、否定する意見も多いようだ。でも2014年、シドニーのニューサウスウェールズ大学の研究チームから「ハエの子供の大きさは母親が最初に交尾した相手によって決まる可能性がある」という実験結果が発表された。「身体が大きいオスと交尾して子どもを産まなかったメスが、次に身体の小さいオスと交尾して子どもを産んだ場合、子どもの身体は大きくなる」というのだ。

犬のブリーダーや競走馬の種付け師たちの間では、昔から「一度雑種の子を孕んだメスは、その後、純血種と交尾しても雑種の血が混ざってしまう」と言われていたらしい。現在では「遺伝学的にバカげている」として否定されているけど、本当にそうだろうか? プロである彼らは、血統を管理できるかできないかで収入が違ってくる。そんな人たちの言葉を「迷信」と片づけてしまっていいのだろうか?

僕は遺伝学のことは素人なんであくまでも個人的な意見だけど、テレゴニーはあると思っている。細胞同士ははウイルスを媒介にして遺伝情報を交換してるというから、オスの精子がメスの遺伝情報を書き換えることもあり得るだろう(人間のオスはテレゴニーの存在を本能的に知っているから、処女を好むのかもしれない)。でもハエの実験のように、実の父より過去にセックスしただけのオスの方が子どもに影響を与えるなんて、そこまでは考えにくいなぁ。せいぜい0.数%ではないだろうか。根拠はないけど。

逆にメスはテレゴニーがあった方がいい。過去にセックスしたオスの遺伝情報をキープできるんだから。たくさんのオスとセックスしたら、遺伝情報を書き換える際にもきっと競争が起こって、劣悪な遺伝子情報は淘汰されるしね。

過去に交わったオスの優れた遺伝子を残しておいて、子どもを産む際にそれを混ぜるなんて、凄いとしか言いようがない。メスの生殖戦略には脱帽だ。

 

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