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ADHDな日々

ADHDの管理人が日々考えてる好き勝手なことを書いてます。典型的文系なのに、理系の話題が多いです。

12歳の時のような友だちには2度と出会えない~スタンドバイミー

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僕が育ったのは山を切り開いて造られた新興住宅地だった。住宅地の端はすぐ山で、そこは小学生の僕らにとって格好の探検場所だった。

ある日、仲のいいグループ4人で人が一人通れるかどうかの細い山道を入っていくと、いきなり広い場所に出た。そこはUFOが着陸していてもおかしくないぐらい、外界と完全に隔離された場所だった。

そこでは須恵器や土師器など古墳時代の土器が採取できた。僕らはしょっちゅうそこへ行っては、夢中で土器を探した。ある日、指で押したような模様が三角にならんだ須恵器を見つけた。僕らはそれを「三つ星」と名づけ、宝物にした。そこは僕らにとって、神聖で大切な場所だった。

土器探しに飽きると、皆でいろんな話をした。12歳、思春期の入り口といえる年頃だ。「スタンドバイミー」のウィル・ウィートンとリヴァー・フェニックスのように、好きな女の子のこと、将来への夢と不安なんかを話し合った。洋の東西を問わず、少年たちの冒険行は、彼らをセンチメンタルな気分にさせるみたいだ。

あれから数十年。僕らが遊んだ山は住宅地に変わってしまった。もう2度とあの場所に行くことは叶わない。

12歳の頃のような友達を、二度と持つ事はなかった

 「スタンドバイミー」の有名なセリフだ。中年になった今だから、この言葉の切なさが実感できる。

あの場所へはもう戻れない

そんな淋しさを感じたことのない若者には、この映画の本当の素晴らしさは理解できないだろうなと思う。ちょっとうらやましいけど。

 

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